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執筆者の写真事務局 JAGT

ゲシュタルト療法のグループ・プロセスにおける「自己実現」と「社会的関わり」―ポリヴェーガル理論の自律神経論に照らして

更新日:2023年5月30日

基調講演 2023年7月17日(月・祝)9:00~11:00、12:30~14:30

津田真人 


数ある心理療法のうち、ゲシュタルト療法がもつユニークな特徴は、グループのなかで個人セッションを行なうことであろう。それは集団療法とも個人療法ともちがい、またオープンカウンセリング等ともちがう、特有のグループ・プロセスのなかでの個人の「自己実現」プロセスである。そして個人の自己実現を通しての「社会的関わり」のプロセスでもある。そこには独特の「安全」と「自由」の感覚が宿る。その意義は何だろうか? ポリヴェーガル理論における自律神経、とくに腹側迷走神経複合体についての議論に照らしながら考察してみたい。


津田真人 1959年東京都生まれ。「心身社会研究所自然堂(じねんどう)治療室・相談室」主宰。90年代初めより、東京・多摩の国立(くにたち)市を中心に、地域で1人1人の“からだ・こころ・社会”を大切にしながら、さまざまの「障害」・疾病・悩み事・困り事に、当事者と共に取り組む。一橋大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。東洋鍼灸専門学校卒業。公認心理師・精神保健福祉士。鍼灸師。あんま・マッサージ・指圧師。ゲシュタルト・セラピスト。ソマティック・エクスペリエンシング認定プラクティショナー。





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