2023年学術大会
2023年7月15日(土)~17日(祝)
【大会テーマ】 グループ・プロセス - 今、大事にしたいこと
ゲシュタルトグループセラピーに集う人々はそれぞれ違う背景を持っている。性別や年齢、人種や文化、宗教が異なった人の集まりであっても、そのままの自分で誰かと出会い、自らのあり方に率直であることで、自分と相手の違いを感じ「気づき」がうまれる。
一人一人の気づきは、他者の存在によってうまれていく。そして誰かの気づきがグループの中で連なって、新しい何かが生まれてくる。
他者の存在があることで自分自身が何を選び、何を選ばないのか、どう生きたいのかが浮かび上がってくる瞬間が訪れる。この出会いと気づきのプロセスこそゲシュタルトグループセラピーの醍醐味だ。今、私達が生きるこの世界を見渡せば、実に先の見通せない不確かな時代を生きているのだと実感する。
変化の多い時代だからこそ、今どうありたいかを自らに問い、人生を主体的に生きることが重要になると考える。ゲシュタルト療法の根底にある哲学が、その生き方の礎になると感じる。
ゲシュタルト療法を愛する私たちが再び集い、また新たなる仲間を迎え、お互いを響き合わせ、ゲシュタルト療法における可能性を今一度見出す大会にしたい。
【日程】 2023年7月15(土)、16(日)、17日(祝)
【会場】 国立オリンピック記念青少年総合センター
【大会長】 野妻 裕美
【事務局長】 久松 睦典
プログラム
1日目 7月15日(土)
・10時〜 開会式(大会長講演)
・11時15分〜 基調講演 Peter Cole(ピーター・コール)
「ゲシュタルト・グループセラピーーグループを活性化させるスキルを身につける」
Gestalt Group Therapy – Building the Skills That Will Help Your Groups to Thrive
・14時45分〜 甲田烈講演
「〈それ〉とともに人=間であること~インテグラル理論からみたゲシュタルト療法~」
・14時45分〜 Peter Cole & Daisy Reese ワークショップ(Basic Workshop)
2日目 7月16日(日)
・10時〜11時 研究発表
1.鈴木明美 「引きこもり支援の世界と心と体」
2.青柳至貞 「ビジネスシーンにセラピーを 自分の職歴をセラピーに活かす」
3.谷岡明 「ゲシュタルト療法を用いた特殊詐欺事犯者への効果(窃盗犯との比較)」
4.福井里佳 「医療とゲシュタルト療法が近づくために」
・11時〜12時 研究発表
5. 毛受誉子 「中高生のキャリアカウンセリングにおける対人支援職グループでの成長」
6.かざみ侑布 「カウンセラーが自立し自分らしく働くためのセルフブランディング」
7.大久保ゆうこ 「カウンセラーの変容がクライエントの変容へとつながった心療内科での一事例」
8.白坂和美 「公認されない喪失体験に於けるゲシュタルト療法の実践」
・13時30分〜15時30分 部会活動
臨床部会「臨床事例を検討する」
子育て・きょういく部会「子どもが幸せな国ってどんな国?」
組織開発・人事部会
産業メンタルヘルス部会
地域・社会活動部会
・15時45分〜16時45分 プロセスグループ
3日目 7月17日(月)
・9時〜11時 基調講演 津田真人
「ゲシュタルト療法のグループ・プロセスにおける「自己実現」と「社会的関わり」―ポリヴェーガル理論の自律神経論に照らして」
・9時〜11時 Peter & Daisy ワークショップ
・9時〜11時 動画視聴「翼なき飛翔」+プロセスグループ
・12時30分〜14時30分 基調講演 津田真人
「ゲシュタルト療法のグループ・プロセスにおける「自己実現」と「社会的関わり」―ポリヴェーガル理論の自律神経論に照らして」
・12時30分〜14時30分 Peter & Daisy ワークショップ
・12時30分〜14時30分 動画視聴「パールズ博士のゲシュタルト療法」+プロセスグループ
・14時45分〜16時15分 パネルディスカッション「ゲシュタルト療法におけるグループアプローチとは」
パネリスト:Peter Cole、百武正嗣、津田真人
・16時15分〜17時45分 閉会式
アクセス
会場までのアクセスは、国立オリンピック記念青少年センターのサイトをご覧ください。
大会に引き続き、ゲシュタルト・グループ・セラピー アドバンストレーニングのワークショップを開催します。
【日程】 2023年7月18(火)、19(水)
【会場】 国立オリンピック記念青少年総合センター
【ファシリテーター】 ピーター・コール & デイジー・リーズ
詳しくは、以下のボタンからどうぞ。